あ〜あ…、メジャーアルバム全部揃っちゃった(苦笑)。
Sound Horizon
知る人ぞ知る幻想楽団。
amazonのレビューなどで多くの人が言うようにかなり好き嫌いの別れる音楽です。
その原因として、曲の中に語りやセリフが入っていること。あとは全体的にオタクくさい(笑)
まぁ幸いにして語りとセリフに関しては、筋肉少女帯や犬神サーカス団で免疫がついてるのでそれほど衝撃はなかったのですが、ふたつのバンドと決定的に違うのは、“くそマジメ”にソレをやってること。
イタいんです。
ただ、曲そのものは結構よかったりする。
曲が物語になっており、歌詞カードに仕掛けがあったり謎解きがあったり…音楽という枠にとらわれず確立された世界観は深く踏み入るほど味わい深い。
『Elysion-楽園への前奏曲-』
『Elysion-楽園幻想物語組曲-』
『Roman』
『Moira』
メジャーからのアルバムとしてはこの4枚がリリースされていますが、最初に選ぶ一枚として『Moira』はオススメしません。あまりにも難解過ぎますし、なんかもう本格的なミュージカルになっちゃってる上に曲ごとの印象が薄い。(『冥王』や『奴隷市場』なんかは好きですけど)
オススメは個人的にも世間的にも『Elysion-楽園幻想物語組曲』(画像右上)でしょう。
美しくも怖い世界。
グリム童話が実は残酷なお話だったりしますが、『elysion-楽園〜』はまさにそんな感じで、下手なホラー作品よりトラウマになります。
ほぼ語りだけなんて曲もありますが、それも含めて一曲も捨て曲がありません。(あくまで個人的に)
最初聴いた時は微妙だと思っていても、歌詞をよく見ながら聴くといろいろ発見があって好きになったりします。
例えば『Yield』なんかは、なんとなく聴くと穏やかな曲で、正直あまり好きではなかったのですが、歌詞見たら……猟奇的で…(泣)
ちょっwwwおまwww
それ果実じゃない!!
首っ!!
首ぃっ!!!!www
買わないと見られない歌詞カードの裏には楽園の真実の姿が…あぁトラウマトラウマ…。
『Roman』は謎解きがあり、暗号を解いてとあるサイトにアクセスすると隠し曲(真実?)が2曲聴けるようです。私はネット環境が携帯しかないので聴けていませんが。
そういえば『Roman』のコミックもありますが、表紙がゴスロリ女だったので、読むと鬱になりそうな気がして読む気になれません。
とりあえず歌詞の世界に浸って曲を聴くタイプの方々は、挑戦するつもりでちょっと聴いてみてほしいですね。
『雷神の系譜』を最初から最後まで平常心で聴くことが出来れば、どの曲も大丈夫です(笑)
いい夢見ろよ。