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連続ブログ小説 橙(オレンジ)のミルクティー・第1話
20060611_28730.JPG


また雨が降っている。

いつからだろう。
この泣いている空を自分と重ねるようになったのは。
幼い頃あんなに夢見ていた理想が急に馬鹿らしく思えて、理想を語ることが格好悪いと決め付けて…ただ僕はその空間に心を浮かべていた。
それなりに勉強して手に入れた高校生活。別に不満があるわけじゃない。結局どの高校に行こうが、クラスの隅っこで校庭を眺めている自分がそこにいる。
それでいい。
周りにうまく溶け込めなくても。僕は今までそうしてきた。
それでいい?
…本当にそうなのか。本当はみんなの輪の中で踊り続けたいんじゃないのか。
ふと、人付き合いってミルクティーみたいだと思った。透き通った紅茶にミルクを入れる。ただ入れただけではミルクはなかなか紅茶に溶け込まない。かき混ぜるという行為によって、紅茶(世界?)は色を変え、濁ったブラウンになる。そしてまた気付く。かき混ぜることで濁る…。人と話し感じ合うことで、その人の側面を見ることができ、人間であるが故の欲望、嫌悪など色々な負の感情が渦巻く。
社会が濁る。
世界が濁る。
スプーンは誰だ。
スプーンはなんだ。

僕はまた目を閉じる。

つづく
| 小説 | 20:53 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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