あ…
そういや昨日の晩、薬飲んだっけ?
あれ〜?
飲んだよな?
飲んでないっけ?
たとえ飲んでなかったとしても大丈夫だよね?
薬の力が足りずに突然
ブファぁぁ!!
って吐血するようなことないよね?
((・Д・))
ガクガクブルブル
?「よぉ。」
Σ(゜Д゜)ハッ
私「だ…誰!?
…って、うわァァァーーー!!!
化け物!!!」
?「クックックッ…。
化け物か…無理もないがな。
俺は尻神のニューク。トイレットペーパーの肌触りを追及し続けて早200年。
死神界でも数少ない尻神として確固たる地位を確立してきたが、今の死神界は退屈でな…、こうして退屈しのぎに人間界へ降り立ったというわけだ。」
私「な…なぜ僕なんだ…?なぜ僕の前に現れたんだ!」
ニ「ケッ!うぬぼれんじゃねぇ。誰でもよかったんだよ。降り立った先にお前がいた、それだけのことさ。」
私「…わかった。
…で?
何をする気だ?」
ニ「取引だ。俺はお前になんでも見通せる目を与えてやることができる。
ただし一種類だけだ。
残りの寿命が見える目、名前が見える目、服が透けて見える目、思考が見える目…なんでもいい、ひとつだけお前の目を尻神の目に変えてやる。
…そして…、
お前の残りの寿命の半分と交換、…それが条件だ。」
私「じゃあ昨日僕が薬を飲んだかどうかがわかる目をくれ!」(超即答)
ニ「……?
……えーと…、まぁ鏡を使って自分を見れば結果が見えるようにはできるが…、
残りの寿命の半分と交換だぞ?
意味…わかるよな?」
私「ああ!知りたいんだ!昨日僕が薬を飲んだかどうかが!その為なら何だって差し出すさ!」
ニ「こいつ…目に迷いがねぇ!!
………、
人間っておもしろ!」
結果を知ったその日の私の寝顔は、とても安らかだったという…。
完